ニューョークは狭い
ニューョークは狭い地区に垂直に築かれ、人口密集度の極めて高い都市なので、人々が袖を触りあう状況での生活を強いられているせいか、ロサンジェルスなどのように横に大きく広がって発展し、それぞれのグループがほとんど分離された状態で住んでおり、同じ場所、同じ道、同じ空間に一緒にいるのを見ることすら少ない都市よりは、まだ互いにクロスする機会がずっと多い。それゆえに異なったグループ間での摩擦が起こる可能性が高いということでもあるのですが。ブロードウェイで大ヒット中のミュージカル「レント」は、イーストヴィレッジの青春をテーマにし、白人、黒人、スパニッシュ、ゲイ、レズビアンなどの青年たちが、様々な現実の中で、自由で自分に正直な生き方を模索するというもの。ニューョークで自由な生き方を求める人たちにとって、一番大きな問題はレント(家賃)。普通、自由人にはお金がない。そのレントの安さゆえ、様々な種類の人たちが入り混じって住むことになったイーストヴィレッジだが、八○年代の中頃から若い人たちの住む地区として人気が出るにつれ、レントはどんどん上昇していった。ではそのイーストヴィレッジのアパートとは、実際にはどんなものなのでしょうか。